不動産ファンド コンプライアンス・オフィサーのつぶやき

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事業報告書…"(-""-)"

毎年、事業報告書の時期になるといや~な気持ちになります。
 
事業報告書とは…
金融商品取引業者は、事業年度ごとに事業報告書を作成し、毎事業年度経過後3か月以内に提出する必要があります。事業報告書を提出しない場合や、虚偽の届出や報告をした場合等には行政処分の可能性があります。また、金融商品取引法には罰則も定められています。(某財務局ウェブサイトより抜粋)
 
金融商品取引業者としての業務実態などを毎年所定のフォームで報告するものです。
金融商品取引業者として登録している以上、仕方がないこととはいえ、「ちゃんと提出しないと行政処分すっからな、(#゚Д゚)ゴルァ!!」というおカミのご意向が見えてどうにもゲンナリです…
 
しかも、これ、ものすごい手間なんですよ… 多くの金融商品取引業者は、これのために色々と根拠資料を収集したり、数字を集計したり、提出前の1ヶ月くらいはほぼこれにかかりきりになるんじゃないかな。
 
その要因は、たくさんあります。怒りとともにごく一部を以下に記載します。
 
金融庁業務支援統合システム
これがひどい…本当にひどい…作った人、関わった人全員クビにしてほしいヽ(`Д´)ノプンプン。
まず、いまどきインターネットエクスプローラを使わなければならない。総務省から脆弱性が指摘されたり、バグも多く見られたり、数年前から既に企業で使用されることはなくなってきたインターネットエクスプローラ。しかしながら、事業報告書を提出するにはIEを使用するのが必須となっているのです。時代遅れもたいがいにして欲しい(・´з`・)
SuicaPasmoによる自動改札がほとんどな世の中で、券売機で切符買わねーとこの電車には乗れねーからな、というようなもんです(例えがわかりにくい…)
 
・システムを使えるようになるまでの工程がすっごく面倒
事前に登録したうえで、1ヶ月くらい?登録完了を待たねばなりません。システムなのに手作業なの???更にIE上でよくわからん証明書?を入手しなければなりません。登録から利用まで2か月くらいみておかないといけないんですよ…
 
・何を書けばいいかわかりにくい
例えば、私募取などの状況を記載するところでは、縦の欄に、法第2条第2項第1号から第7号まで並びます。何号が何を指すとかわかんねーっつーの(・´з`・)
また、私募取を行った有価証券は、その投資案件が終わるまで載せ続けないといけないそうですが、投資の最初だけ関わる私募取で案件終了まで追いかけ続けないといけないとか意味がわかんないんですけど( ゚Д゚)
 
・提出するEXCELファイル
これも1つ1つダウンロードしなければならない。しかもファイルの名前がやたら長い。しかもそのままでは保存できない「[」「]」という記号が含まれている。
区切るところもバランバランだから、(19)①xxxxx~(20)④xxxx で、次が(20)⑤xxx とか、ひどい…
 
30以上のEXCELファイルがあります(´・ω・`) そもそも1ファイル複数シートで対応できなかったのかな(それはそれで恐ろしいか…)  システムには一括で登録することができず、1つ1つポチポチしながら対応するファイルを選んでいかねばなりません。発狂したくてたまらない人には超絶おすすめっ。
 
・ファイルが重い
30以上のEXCELファイルで容量が20MBほど。ずいぶん複雑骨折したファイルどもだからなぁ。投資顧問業協会にはウェブサイトから提出するように言われているも、サイトから提出できるのは最大5MBまで… デフォルトで提出できひんやんか!なめとんのか(#゚Д゚)ゴルァ!!
 
・忘れた頃にやってくるお役所からの照会、修正依頼
提出してから2,3か月したころに「この数字が違う」「この内訳を記載してください」との有り難いご連絡が…(゚Д゚)
 
書いているうちにだんだんイライラしてきました。言葉が悪くてすみませんm(__)m まあそのくらいひどい、ポンコツシステムです。やったことのある方ならわかって頂けると思います(´・ω・`)