不動産ファンド コンプライアンス・オフィサーのつぶやき

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宅建業のオンライン申請システムが存在した!( ゚Д゚)?

先日、業の更新に関する記事を書きましたが、ふと疑問に思ったのが、申請書類をパンチして黒紐で綴って提出する方法について。これだけIT化が進み、平成も終わり令和の世の中、「昭和かよっ( `・д・)っ))」とツッコミを入れたくなりますよね。
 
のオンライン申請システムは無いのかと調べたところ、実は過去にあったんですねー。
 
2007年頃導入がされていたようです。しかしながら…
 
 
利用者が思うように伸びず、3年ほどで休止に追い込まれてしまったそうなのです。なんとまぁ(´・ω・`)
 
勝手に理由を想像してみました。
 
1.不動産業者の性質
最近でこそクラウドファンディングによる不動産投資が浸透しつつありますが、いかんせん不動産業者とITというのは相性があまりよろしくない。不動産取引って、オンラインのネットワークよりは縁故によるところが大きいですし、地場の不動産会社などは家族経営的なところが多いですからね。パソコンに馴染みのないおじちゃんおばちゃんがオンライン申請というのは、あまり想像がつきません。
 
2.導入時期
2007年頃ということで、ちょうどリーマンショック付近ですね。不動産業者にとって新しいことをやっている余裕などなかった時期でしょう。
 
3.周知不足
PR不足というのもあったかもしれません。知らないことには使いようがありません。
 
4.使い勝手
どうもお役所の作るシステムというのは、使い勝手が悪いことが多いです 。いずれ書きますが、金融商品取引業者の事業報告書などがいい例です。申請手続がラクになるならみんな勝手にオンラインでやるでしょうから、浸透しなかったということは使いづらかったのではないかと想像されます。
 
残念ではありますが、たまにお役所にお出かけするのも悪くないなと思ったりします(^ω^)